ワクチン接種
定期予防接種
ワクチン名 | 対象者 | 回数/間隔 | 公費 | 自費の場合 | |
Hib(インフルエンザ菌b型) | 生後2ヶ月~60ヶ月 | 初回免疫3回 | 4~8週間の間隔 | ○ | \7,000/回 |
追加免疫1回 | 初回3回目終了後7ヶ月以上13ヶ月未満 | ||||
肺炎球菌(13価) | 生後2ヶ月~60ヶ月 | 初回免疫3回 | 27日以上の間隔 | ○ | \9,000/回 |
追加免疫1回 | 初回3回目接種後より60日以上の間隔 | ||||
B型肝炎 | ~1歳 | 3回 | 1回目と2回目は27日以上 1回目と3回目は139日以上 | ○ | \5,000/回 |
ロタウイルス(1価) | 6週0日後~24週0日後 | 2回 | 1回目と2回目は27日以上 | ○ | \13,000/回 |
百日咳ジフテリア破傷風不活化ポリオ混合(DPT-IPV4種混合) | 生後2ヶ月~90ヶ月 | 3回 | 3週間以上の間隔 | ○ | \10,000/回 |
1回 | 3回目接種後より6ヶ月以上の間隔 | ||||
百日咳ジフテリア破傷風混合(DPT3種混合) | 生後2ヶ月~90ヶ月 | 3回 | 3~8週間の間隔 | ○ | \4,500/回 |
1回 | 3回目接種後より6ヶ月以上の間隔 | ||||
不活化ポリオ(IPV) | 生後2ヶ月~90ヶ月 | 3回 | 3週間以上の間隔 | ○ | \9,000/回 |
1回 | 3回目接種後より6ヶ月以上の間隔 | ||||
ジフテリア破傷風(DT2種混合) | 生後3ヶ月~90ヶ月 | 1期初回2回 | 3~8週間の間隔 | ○ | \5,500/回 |
1期追加1回 | 2回目接種後より6ヶ月以上の間隔 | ||||
11歳以上 13歳未満 | 2期1回 | ||||
BCG | ~1歳 | 1回 | ○ | \5,500/回 | |
麻しん風しん混合(MR) | 生後12ヶ月~24ヶ月 | 1期1回 | ○ | \8,000/回 | |
5歳以上 7歳未満 | 2期1回 | ||||
水痘ワクチン | 生後12ヶ月~36ヶ月 | 2回 | 3ヶ月以上の間隔 | ○ | \6,000/回 |
日本脳炎 | 生後6ヶ月~90ヶ月 | 1期初回2回 | 1~4週間の間隔 | ○ | \5,500/回 |
1期追加1回 | 2回目接種後より6ヶ月以上の間隔(概ね1年) | ||||
9歳以上13歳未満 | 2期1回 | ||||
子宮頸がん(HPV)4価 | 小6~高1相当の女子 | 3回 | 2回目は1回目の2ヶ月後 3回目は1回目の6ヶ月後 | ○ | \17,000/回 |
子宮頸がん(HPV)9価 | \28,000/回 | ||||
肺炎球菌(23価 高齢者) | 65歳70歳 75歳80歳 85歳90歳 95歳100歳 | 1回 | 5年間隔での接種が望ましい | 各自予診票に記載の金額 |
任意予防接種
ワクチン名 | 対象者 | 回数/間隔 | 自費 | |
インフルエンザ | 1~12歳 | 2回 | 2~4週間の間隔 | ¥3,300/回 |
13~64歳 | 1回 | |||
65歳以上 | 1回 | 高松市は¥1,400(各自接種券に記載の金額) | ||
おたふくかぜ | 1歳以上 | 2回(推奨) | 1回目1歳 2回目小学校入学前1年間 | ¥5,500/回 |
B型肝炎 | HBs抗原陽性の母親から生まれた乳児 | 3回 | 1回目生後12時間以内推奨 2回目生後1ヶ月 3回目生後6ヶ月 | ¥5,000/回 |
ハイリスク者 | 3回 | 2回目は1回目から4週間の間隔 3回目は1回目から20~24週間経過 | ||
汚染事故時 | 3回 | 事故発生後7日以内、その後1ヶ月後及び3~6ヶ月後 | ||
A型肝炎 | 全年齢 | [初回]2回 | 2~4週間の間隔 | \5,000/回 |
[追加]1回 | 初回1回目から24週間後 | |||
破傷風 | 全年齢 | [初回]2回 | 3~8週間の間隔 | \5,500/回 |
[追加]1回 | 初回2回目から6~18ヶ月の間隔 | |||
帯状疱疹(水痘・生) | 50歳以上 | 1回 | \6,600/回 | |
帯状疱疹(不活化) | 50歳以上 リスクが高い18歳以上 | 2回 | 2回目は1回目の2ヶ月後 | \22,000/回 |
子宮頸がん4価 | 定期接種の対象者以外で9歳以上 | 3回 | 2回目は1回目の2ヶ月後 3回目は1回目の6ヶ月後 | \17,000/回 |
子宮頸がん9価 | \28,000/回 | |||
肺炎球菌23価 | 2歳以上で肺炎球菌による重症疾患に感染する危険性のある者 | 1回 | \8,000/回 |
B型肝炎ワクチン
○B型肝炎とは
B型肝炎ウイルスに感染するとB型肝炎になります。発症すると肝炎や肝硬変といった肝臓の病気を引き起こす可能性が高くなり、肝臓がんの原因になることもあります。B型肝炎にかかっていても自覚症状が現れないことが多く、気付かないうちに重篤な病気へと進行してしまう例も見受けられるため、注意が必要です。近年はワクチンの活用や妊娠時の血液検査の徹底により、新規に罹患する患者数は大幅に減少傾向にありますが、引き続き予防や検査を行う事が大切です。
感染経路には2種類あり、B型肝炎ウイルスに感染している母親が出産する際、産道において血液を介して乳幼児にB型肝炎ウイルスが感染する「垂直感染」。また、性交渉、ピアスの穴開けや入れ墨で器具を適切に消毒せず繰り返し使用した場合、医療従事者の針刺し事故で感染する「水平感染」があります。
B型肝炎ウイルスにはワクチンがあり、医療関係者や患者の家族などは感染する可能性があると考えてワクチンを打つことが薦められます。B型肝炎を疑った場合は血液検査を行いますが、肝臓への影響の程度を調べるために超音波検査(エコー検査)やMRI検査を行うこともあります。
帯状疱疹ワクチン
○帯状疱疹とは
身体の片側の一部にピリピリとした痛みが現れ、その部分に水ぶくれを伴う赤い発疹が出現する病気です。
日本人成人の90%以上が帯状疱疹になる可能性があります。80歳までに3人に1人が発症すると言われており、特に50歳代から発症しやすくなります。
帯状疱疹が頭部、顔面に出ると、目や耳の神経が障害され、めまい、耳鳴りなどの合併症、重症化すると視力低下や顔面神経痛など重い後遺症が残ることがあります。
また帯状疱疹が治った後も長期に痛みが残ることがあり、帯状疱疹後神経痛(PHN)と言われています。
50歳以上で帯状疱疹になった場合、約2割がこのPHNになると言われています。
水痘 | シングリックス | |
ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回(2ヶ月後に2回目) 遅くとも6ヶ月後までに接種 |
予防効果 | 50~60% | 90%以上 |
持続期間 | 5年程度 | 10年以上 |
副反応 | 接種部位の痛み 腫れ、発赤 3日~1週間で消失 | 接種部位の痛み(78%) 腫れ、発赤 3日~1週間で消失 |
料金 | 6,000円+税 | 20,000円+税/回 |
長所 | ・1回で済む ・値段が安い | ・免疫が低下している方にも接種可能 ・予防効果が高い ・持続期間が長い |
短所 | ・免疫が低下している方は接種不可 ・持続期間が短い | ・痛い ・2回接種が必要 ・値段が高い |
子宮頸がんワクチン
○子宮頸がんとは
子宮頸部にできるがんのことです。大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態を経てからがんになります。膣に近い側にできた場合には、婦人科での観察や検査がしやすいため発見されやすくなりますが、より奥の筒状の部分にできると、発見が難しいこともあります。日本でも毎年1万人が子宮頸がんと診断され、年間約3,000人が子宮頸がんによって亡くなっています。 早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。
CINやAISの時期は無症状で、おりものや出血、痛みもありません。がんが進行すると、月経中でないときや性交時の出血、においを伴う濃い茶色や膿のようなおりもの、水っぽいおりものや粘液がたくさん出るなどの症状がみられることがあります。さらに進行すると骨盤の中のリンパ節に転移したり、子宮頸部の周りの組織に広がったり、子宮から離れた肺などの臓器に転移したりすることがあり、多量の出血、骨盤の痛み、下腹部痛、腰痛、血尿、血便、下肢のむくみなどの症状が出ることもあります。少しでも気になる症状があるときには、ためらわずに婦人科を受診しましょう。
高松市では、20歳以上の偶数年齢の女性に対して、子宮頸がん検診のクーポンがご自宅に送付されています。
4価 ガーダシル | 9価 シルガード | |
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 3回 | 3回 |
予防効果 | 60~70% | 80~90% |
持続期間 | 5年程度 | 予防効果の持続期間は確率していない |
副反応 | 接種部位の痛み 腫れ、発赤 | 接種部位の痛み 腫れ、発赤 |
料金 | 17,000円+税/回 | 28,000円+税/回 |
予防する病気 | HPV16、18型の子宮頸がんと前がん病変、膣がん 6、11型の尖圭コンジローマ | HPV16,18、31,33、45、52,58型の子宮頸がんと前がん病変、膣がん 6、11型の尖圭コンジローマ |
肺炎球菌ワクチン(高齢者)
○肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通して飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
平成26年10月1日から65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を対象に定期接種が開始されています。過去に肺炎になったことがある方にも有効なワクチンですので、積極的な接種を推奨しております。
尚、費用助成につきましては、1人につき生涯1回限りと定められています。過去に1度でも「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」を接種したことがある方は対象外となっております。詳細につきましては、お住まいの市町村へご確認ください。
ニューモバックスNP (23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン) | |
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回(5年毎が望ましい) |
予防効果 | 30~60%(年齢により変動あり) |
持続期間 | 約4~7年(期間は確率されていない) |
副反応 | 接種部位の痛み、接種部位の掻痒感 腫れ、発赤、頭痛、腋窩痛 |
料金 | 予診票に記載の金額(1人につき生涯1回限り) 以降、任意接種(8,000円+税/回) |
予防接種に関する注意事項
●予防接種に関する注意事項
予防接種の申し込みは事前にお電話にてご連絡ください。 上記以外の予防接種については、気軽にお問い合わせください。
●予防接種を受けることができない方
- 明らかに発熱している方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシーを呈したことがある方
- 急性灰白髄炎(ポリオ)、麻疹(はしか)および風疹(ふうしん)に係る予防接種の対象者にあっては、妊娠していることが明らかな方
- その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方
予防接種は予約が必要です
ワクチンは有効期間の短いものもありますので、予約制とさせていただいております。
医療法人社団光樹会 水谷内科クリニック
営業時間 9:00~13:00 / 14:00~18:00 ※休診日は水日祝